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LASTUPDATE:03.12.31

石川ふたばメモリアル

 石川ふたば、本名小夜子は短歌結社「新墾」「樹氷社」で活躍した歌人であった。その晩年病魔に襲われつつも創作意欲衰えず、清新な歌を詠むかたわら、新墾の創立70周年記念大会を主管し、鷹栖公民館の短歌講座の講師を務めるなど、死の直前まで短歌に心血を注いだ。2000年12月2日没 63歳。

 このメモリアルは、姉の良子が、病床にあった妹ふたばに布を貼って絵にした「布裂絵葉書」を100号まで毎日送ったものと、ふたばがそれにこたえた書簡集で、いわば葉書きによるお百度参りである。
 2人は植物に詳しい父で俳人の大坪双子葉の影響を受け、若き日山野を巡り野草の名前を覚えることに親しんだ。

 布裂絵のほとんどは、2人の共通の思い出の野草が主題である。良子が布切れを張り合わすだけという制約で作った作品を、ふたばがその野草の特徴を捉て、ほとんど間違えなく言い当てているという。

 2人の間の高尚ななぞなぞ遊びは看護士さんや病室の人々も和ませたことが伺うことができ、ふたばが死に面しても遊び心、感動する心を失っていないことはあっぱれと言うしかない。

良子は姉妹の中で一番手先が不器用と謙遜するが、退職後に古い布切れの色に魅かれて布裂絵(ふたばが書簡で名付ける)を始めた。布をみていると作る形が見えてくるという。なるほどへたであるが、それが良い味になっており、その造形は見る者の心を和ませる。

 ふたばの短歌や書簡を編んだウェッブサイトを構築しようとした夫の石川博氏も病に倒れ、過日この世を去ってしまった。私は義兄の志をついで彼の四十九日(2003年12月31日)を期してウェッブにあげようと決意した。

 しかしお借りした葉書きを付け合せる作業は、弟の私にとっては門外漢で謎だらけであった。まず植物の名前が難解な漢字で書かれており、その解読も一苦労でしかもUnicode制御文字も含まれるとかで、私の技術ではパソコンに表記できない文字もあった。植物名と絵の組み合わせも間違っていることが多々あるはずであり、ネット諸氏のご指摘を待って訂正するものである。 なお、メモリアルの文は、全てふたばの返信の一部を使用して構成した。    

                      2003年12月31日  Tubosi

其の1

其の4

其の7

其の10

其の13

其の16

其の2

其の5

其の8

其の11

其の14

其の17

其の3

其の6

其の9

其の12

其の15

其の18

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